スタイリストさんからの3つの提案
私が一番減らせないものが洋服です。もちろん、すごい勢いで断捨離を行っているのですが、ファッションが大好きなので、次々に購入してしまい、気がついたらいつもクローゼットは一杯。
そんな時、編集者の友人が1年間洋服を買うのをやめていることを知りました。とてもおしゃれな彼女はかなりの着道楽。いったいなぜ? って聞いたところ、あるスタイリストさんとの会話がきっかけだったそう。
いつも自分のスタイルを持っている彼女に「どうやったらそうなれるのか?」と聞いて、もらったのが3つの提案。
(1) 1年間ファッション誌を買わないこと
(2) 1年間服を買わないこと
(3) コーディネートを毎日記録すること
それを達成すると「本当に大切なもの、好きなものがわかる」らしいのです。そして友人は一念発起し、仕事柄(1)と(3)は難しいので(2)を実行。彼女に話を聞いた時、すでに期限の2/3は終了していて、「好きなものがはっきりして、もの選びに妥協をしなくなった」自分に驚いているようでした。
彼女から、「ぜひ100日でもいいからやってみて」と言われ、それならできるかもしれないと、実行することにしました。
ただし、
(1) 小物(靴やカバン、アクセサリー)は手持ちの洋服を活かすために買ってもよい
(2) 下着類は消耗品なので買ってもよい
(3) 衣装(取材や撮影用)としての洋服は仕事のために必要なので買ってもよい
と、マイルールを決めました。無理せず、ゆるくスタートです。
そしてなんとあっさりと「100日間洋服を買わないチャレンジ」成功。今までは1週間に1着ぐらい(あるいはもっとかも)買っていた私が、テレビ出演とイベント用に2着購入しただけでした。
このチャレンジで私の洋服へのスタンスはすっかり変わりました。
2016.03.26(土)
文・撮影=松尾たいこ