飛行機が40分も早く到着したため到着ゲートに友人の姿はなく……
10月の初めから10日間、ロサンゼルスに行ってきました。
友人が住んでいて、以前から「遊びにおいでよ」と誘われていたのです。でも「英語が苦手」だし「ひとりで行くなんて怖い」という理由から及び腰になっていました。
だけど今回、ちょうどいいタイミングで友人と私のスケジュールがバッチリ合ったので思い切っていくことを決めたのです。
この旅にはふたつの初めてがありました。
ひとつは初めてのアメリカ。周りの友達に「え、アメリカ行ったことないんだ!」とよく驚かれ、「きっと好きだと思うよー」と言われ続けていたのですが。
そしてもうひとつは初めての海外一人旅。国内一人旅でさえ、数年前に初めていったばかり。だから日が近づくにつれ「うわーどうしようー」って不安が募っていたのですが、夫に「空港には迎えに来てもらうし、滞在は友達の家なんでしょ」って笑われました……。
海外旅行に行く時はいつも友達か夫と一緒。そしてチケットを取るところからすべてお願いし、旅先でも英語はほとんど使わず人任せ。
そんな私が、飛行機のチケットを取り、ESTA(アメリカの電子渡航認証システム)の申請を行い、出入国審査も受け(案の定、聞き取れませんでしたが……)、ロサンゼルス空港に到着。できる人にとってはなんでもないことでしょうが、「できなかったことができた!」と、到着した時には達成感でいっぱいでした。
しかし飛行機が40 分も早く到着したため到着ゲートに友人の姿はなく、また不安に。近くのベンチに座ってiPhoneのSIMカードを入れ替えて設定を行ってfacebookメッセージで繋がれた時にはホッとしました。
この旅の私の目的は、「ひとりで海外まで行くこと」。つまり飛行機にひとりで乗るということだけだったので、到着してからはノープラン。
だけど友人が楽しいプランをたくさん用意してくれたおかげで、思いっきり堪能しました。
彼女が住んでいるのはロサンゼルス郊外ですが、車で少し走るとすぐにビーチに出られます。昼間もそして夕日が沈む景色もどちらもすばらしく、どこまでも続く砂浜に感動しました。
また周りにはたくさんの特徴的なショッピングモールやエリアがあるので、日替わりでいろんな場所にドライブがてらお出かけ。
私が特に好きだったのは、ベニス。
個性的な雑貨屋さんや人気のカフェやコーヒーショップが並び、壁には大きなアート作品が描かれています。ヤシの木も並び、歩いているだけで楽しい場所でした。
またロサンゼルスで一番眺めがいいスターバックスにも行きました。それからも何度、海を見ながら食事をしたかわかりません。海って本当に眺めているだけで幸せになりますね。
2016.10.29(土)
文・撮影=松尾たいこ