ふわふわな生地に
白つぶ餡を包んだ「卵やき」

 「卵やき」は、中は白つぶ餡で、生地には卵がたっぷり。「東京の老舗のどらやきに、おいしそうな焼きムラがあって。そんなブツブツのある生地を目指しています」とにっこり。

「卵やき」170円。

 生地はふわふわでむっちり。まるで極上のシフォンケーキのよう。「地鶏の卵を使って、めちゃめちゃ泡立てています。卵と白つぶ餡はとても相性がいいんですよ」と與田さん。口の中に卵の優しい風味と白つぶ餡の上品な甘さが広がります。

左:個包装の「卵やき」170円。
右:マークやお菓子の包装がユニーク。

 他にも、「赤飯」や季節の上生菓子、「きんつば」なども並んで、どれもその場で食べてみたくなります。

お赤飯は200g 280円。

 「餡には北海道産の大粒小豆を使用。こし餡には上白糖、つぶ餡にはザラメを使います。甘さは控え目」と與田さん。「いつか、茶店にして、おいしいお茶と楽しんでもらえたら」。

 毎日のように食べたくなる、懐かしい味わいの和菓子。おやつにぴったりです。

撮影用に、お茶と一緒に用意してもらいました。

わがし屋 よだもち
所在地 大阪市西淀川区千舟2-2-6
電話番号 06-6476-3622

宗田洋子(そおだ よおこ)
ライター。神戸生まれの神戸育ち。神戸を離れたことがない神戸っ子。ライター歴30年以上で、関西の雑誌の取材だけでなく全国誌でも関西取材を手がけ、老舗から新店まで回ったお店は数知れず。移り変わる街を見続けてきた。食いしん坊で飲んべえ。

Column

そおだよおこの関西おいしい、おやつ紀行

生まれも育ちも神戸の生粋の神戸っ子で、長年の関西での取材経験からおいしいお店を知り尽くしている、ライターのそおだよおこさんが、関西の「今、食べてほしい!」というおやつを紹介します。

2017.02.26(日)
文・撮影=そおだよおこ