大阪のJR東西線御幣島駅の改札を出て地下道を進み、歌島橋地下横断歩道の8番出口で地上に出て徒歩1分。目印は「わがし屋 よだもち」と書かれた木の看板。飛び石を踏んで奥へ進み、ガラス戸を開けると、さりげなく和菓子や赤飯が並んでいます。
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店内は、ちょっとレトロな雰囲気。「古いものを再利用しています。自分で床を貼って、セメントを流して……。ほとんど手づくりです」と、店主・與田光一さん。帽子にエプロンというオシャレな姿で店に立ち、まるで靴や木工の職人さんのよう。
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右:アンティーク感たっぷりの店内。
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與田さんは、1978年、大阪市生まれ。実家は祖父の代からの和菓子屋でしたが、高校卒業後は、建設会社で設計を担当。7年働いて「商売がしたい」と辞め、実家を手伝うようになりました。
初めて店を持ったのは、兵庫県尼崎市。後継ぎがいない和菓子屋をそのまま借り受けてのスタート。「市場の中での対面販売を約3年。おばちゃんにもまれてハートが強くなりました(笑)」。同時に物件探しを始め、見つけたのが、今の場所。
「元々は工場街ですが、大きいマンションが建って、僕と同じような若い世代が住み始めている。個性的なお店も少しずつできて、面白い人も増えている。餅つきなど、一緒に色々なイベントをしたりしているんですよ」
2014年11月3日のオープン以来、注目を集めているお店です。
2017.02.26(日)
文・撮影=そおだよおこ