正真正銘の僕的ハワイNo.1

誰もが「美味しいよね~!!」と絶賛する「焼き餃子」&「水餃子」。

 誰もが「美味しいよね~!!」と絶賛する「焼き餃子」&「水餃子」は、どちらも「チキン&チャイブ(アサツキ)」か「ポーク&シュリンプ」の2種類で、どちらも8ピースずつ出てきます。これはもうこの店では必須メニューでありますので、例えふたりで来店したとしても「ちょっと多くない?」なんてケチな発想は捨てて、両者とも確実にオーダーしましょう!!

名物の「ポーク&豆腐のみじん切り炒め」。

 次の料理「ポーク&豆腐のみじん切り炒め」も、この店を一躍有名にさせた名物料理のひとつ。これをノーマルにレタスで巻いていただくのもヘルシーでよいのですが、この店リコメンド、ピタパンのように中が空洞になっているメチャウマな自家製「セサミブレッド」に詰めていただくのが最高にイケております!!

自家製「セサミブレッド」に詰めていただくのが最高にイケております!!

 ここは、手作りの「スチームバンズ」もやたら美味しいので、「四川風ガーリックシュリンプ」あたりの刺激の強い料理なんかはこのバンズにそれこそバンバン包んで口にほおばりましょう!!

「四川風ガーリックシュリンプ」はスチームバンズで。

 お酒のつまみとして完璧な、これまた名物の「あさりのブラックビーンズ炒め」&「ガーリックインゲン豆」も箸が止まらない旨さ……。そうそう、お酒といえばこんなに長い間店を構えているのに、ココはいつまでたっても商売っ気なしの「BYO」(持ち込み制)。ランチも水、木、金の3日しかオープンしてないし、シェフ曰く「お金なんて大好きなゴルフさえたまにできるぐらいあればいいのよ(笑)」とのことらしいです。

「あさりのブラックビーンズ炒め」&「ガーリックインゲン豆」も箸が止まらない旨さ。

 まぁ、実にALOHAなハワイらしい考え方……。僕も「早く そういう風に暮らしたいもんだなぁ」とまさに憧れるセリフであります。

〆は「ホット&サワーヌードルスープ」。

 〆はうどんのように太くてもっちもちな麺がたまらなく食欲をそそる、安心の「ホット&サワーヌードルスープ」で決まり!! 「野菜炒めがけ」「チキンのブラックビーンズソース炒めがけ」「ビーフとブロッコリーの炒めがけ」等々の焼きそばたちも、やはりこの極太麺で作られますんで、これまたオススメ……。

 この他店では決して味わえない食感が、まぁ癖になるっつうかなんつうか、もうたまりません!!

 まぁだいたい死ぬほど食べてディナーでひとり20ドルから30ドルといったところでしょうか……。正真正銘の僕的ハワイNo.1の心も財布もあったまる実にアットホームな街の中華屋さん。

死ぬほど食べてディナーでひとり20ドルから30ドルといったところ。

 車がないとなかなか行きづらい「ベレタニアストリート」を、ダウンタウンに向かう途中の右側にポツリとあるといった店構えですが、時間的にはワイキキからタクシーでわずか10~15分ぐらいですので、しっかり予約だけは入れて、Tシャツ&ビーサンのまま、ハワイでは珍しい極上台湾チャイニーズをお楽しみください。

DEW DROP INN
所在地 1088 S Beretania St, Honolulu, HI 96814
電話番号 808-526-9522
営業時間 11:00~14:00(水・木・金曜のみ)/17:00~22:00(L.O. 21:30)
http://dewdropinnhawaii.com/

小川カズ(おがわ かず)
ファッションディレクター&フォトグラファー。東京、青山生まれ。80年代半ばから当時まだ数少ないスタイリストとして活動を開始し、堺正章、石田純一、片岡鶴太郎、武田修宏などを担当する。99年からはフォトグラファーとしても活躍。ハワイと東京に拠点を構えて活動する。

Column

小川カズのいい加減でアロハな裏ハワイ

スタイリストの草分けとして堺正章、石田純一などのスタイリングを長年手がけ、フォトグラファー、ファッションディレクターとしてテレビや雑誌で活躍の小川カズさん。実は30年以上にわたる筋金入りのハワイマニアとしても知られています。ハワイ好きが高じてコンドミニアムまで購入、いまや東京とハワイを生活拠点としている小川さんが、メディアには載らない「裏ハワイ」の面白さを紹介します。

2017.02.23(木)
文・撮影=小川カズ