SK-IIが突き止めた驚くべき事実
さて同様に、アイケアも今にわかに、目をパッチリ大きく見せるものへと進化している。これも例えばSK-IIは、独自の調査によって、15年間に20%も目が小さくなるという驚くべき事実を突き止め、だからエイジングケアにおいて最も急がなければいけないのが、目をぱっちり大きく見せるアイケアではないかと考えた。自慢のDNA研究から開発に成功した究極のハリ作り、RNAパワーを土台に、四方八方から力強いハリで上下まぶたをひっぱり上げるようなアイケアを開発したのだ。
そもそも、顔全体のハリがなくなるからこそ、顔立ちは老けていくわけで、今までとはレベルの違うハリを作ることそのものが、顔立ちを若く美しく整えることを、ここで思い知らされたもの。それどころか、なりたい顔をマッサージでなぞりながら、ハリ作りを行えば、むしろ若い頃よりも美人顔に整うのかもしれない。いや、そこまでのイメージを持ちながら、お手入れをし直したいのだ。
そういう意味で、今本気で使いたいのが資生堂が作ったハリ弾力作りの決定版。BOP L ダイナミック セラム。ネーミングの通り、これまでにないダイナミックなアプローチでのハリ作りを行う。生半可じゃない、気休めじゃない、“本気の本気のハリ作り”は、それ自体が美人顔へと整えるエイジングケアになると心得て。
今またエイジングケアが、大きく動いている。ひとえに美容医療に勝とうという普遍的なテーマに向かって、一つ一つ不可能を可能にして、夢を実現しているのだ。どうかそれを見逃さないで。
齋藤薫 Kaoru Saito
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『人を幸せにする美人のつくり方』(講談社)、『大人になるほど愛される女は、こう生きる』(講談社)、『Theコンプレックス』(中央公論新社)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数。
Column
齋藤 薫 “風の時代”の美容学
美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。
2016.11.03(木)
文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫