豊かな海と山に囲まれた芸術祭
Ilya & Emilia KABAKOV The Fallen Sky 1995/2016
豊かな海と山に囲まれた日立市、大子町など茨城県北部6市町を舞台に、芸術祭が立ち上がった。呼称の由来は、県の北部だから「ケンポク」。演劇・インスタレーションの飴屋法水やデジタルアートのチームラボが新作を発表し、映像の石田尚志、繊細な木彫を生み出す須田悦弘、書のインスタレーションを展開する木下真理子らが出品作家に名を連ねる。
ジャンルを問わず、バリエーション豊富な作品が楽しめる。
『KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭』
会場 日立市ほか茨城県・北地域6市町
会期 2016年9月17日(土)～11月20日(日)
料金一般2,500円(税込)ほか
https://kenpoku-art.jp/
山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。美術、写真、文芸その他について執筆。著書に『写真のフクシュウ 荒木経惟の言葉』(パイインターナショナル)、『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)など。｢写真を読む夜｣｢文学ワイン会 本の音夜話｣などのイベントも主宰。
Column
山内宏泰のこの1枚に会いたい！
美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。
2016.10.02(日)
文＝山内宏泰
CREA 2016年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2016年10月号
“楽しくて心地よい”が大事
がんばらなくてもきれいになれる。
定価780円
