晴海に停泊中のクルーザーに乗ってみた
ヨーロピアン・セレブ集合の地、モンテカルロに停泊中のセブンシーズ・ボイジャー号。乗客定員700名と小ぶりなので、よりきめ細やかなサービスが受けられる。
で、先日“フリースタイルのクルーズ”の先駆者であるノルウェージャン クルーズライン・ホールディングスの客船にちょっとだけ乗船。乗船したのは、フリースタイルの船ではないが、同様の豪華客船だ。マイアミに本社があるこの会社は、22隻の豪華クルーザーを運航して、510以上のデスティネーションを誇る、世界有数のクルーズ会社だ。
この会社は、豪華なフリースタイルを特徴とするノルウェージャン クルーズラインと、贅沢至極な正真正銘のオールインクルーシブのリージェント・セブンシーズ・クルーズライン、至福のダイニングが極めつけのオーシャニア・クルーズラインの3ブランドを所有する。
左:晴海に停泊中とはいえ、船内は外国。船の中を見学するにはパスポートを提出する。右:3ブランドの中ではもっとも小型客船が揃うリージェント・セブンシーズ・クルーズライン。それでもこんな吹き抜け空間があって、余裕余裕。
乗船したセブンシーズ・ボイジャー号は、徹頭徹尾のオールインクルーシブが売り。ヴィンテージワインだろうが飲み放題だし、すべての寄港地でのエクスカーションも組み込まれている。オールインクルーシブとは名ばかりの「あ、このお酒は含まれておりません」とか、「エクスカーションは別途料金が発生いたします」なんてことにはならないので、乗船したらお財布を忘れてゆったり旅を満喫できるシステムだ。
左:リージェント・セブンシーズ・クルーズラインは全室スイート。もちろんカテゴリーによってキャビンの広さは違うが、いちばん小さな部屋でも30平米近くあるので、窮屈な感じは一切ない。写真はマスタースイートのベッドルーム。右:プライベートデッキで潮風に吹かれるのも気持ちよさそう~。
小型客船のクルーズであるこのブランドは、とにかくきめ細やかなサービスが信条。希望すれば、ルームサービスでコース料理をサービスしてもらうこともできる。それも24時間体制でだ。昨年度、さまざまな賞を獲得しただけあって、クルーたちも自信に満ちた笑顔で対応してくれる。
船内にはモンテカルロ方式のカジノもあって、ちょっとエキサイティングなギャンブルを楽しむことも。
免税店も充実しており、もちろんコスメ・ブランドもずらり。停泊中は閉店するが、ひとたび船が港を離れるとデューティフリー・ショップがオープンする。
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- 文・撮影=大沢さつき
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