『チェンソーマン』からハリウッド、芥川賞受賞作品まで…“今っぽさ”を感じる作品たちに共通すること
小説や映画、漫画に音楽、演劇に美術……多くの表現物は時代の中から生まれ、時に時代を先行するものでもあろう。特にこういった仕事をしていると、作品同士をつい体系づけてしまうところがあるのだが――ここ最近、自分が興味を持って観る/読む作品において、「これはある種の“時代の片鱗”なのでは?」と感じるものがいくつもある。それは「“敵”がいない」というもの。今回はそれを大テーマとして直近の小説や映画、漫画等を挙げつつ考えていきたい。
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2022.12.5