●第3位『拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます』紬いろと 作、久川航璃 原作、あいるむ キャラクター原案/KADOKAWA
ガイハンダー帝国の子爵令嬢バイレッタには、一度も顔も合わせたことがない軍人の夫がいる。しかし終戦により夫――アナルド中佐が帰還。今の自由な生活が気に入っているバイレッタは、離婚を固く決意し、夫に一筆したためる。
『拝啓 見知らぬ旦那様、8年間放置されていた名ばかりの妻ですもの、この機会にぜひ離婚に応じていただきます』。そんなバイレッタに、夫はとんでもない“賭け”を持ちかけてきて――!?
多田さん推薦コメント
「マンガを愛する読者からの一般投票でネクストブレイクを決めるコミックシーモア主催『みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2025』で、投票数330万票超えの中から見事『電子コミック大賞』に選ばれた一冊です。
疎遠な二人がいろんな試練を乗り越えるという美男な夫とのやりとりも胸キュンなんですが、個人的にはバイレッタと義父との関係性がとても面白くてハマってしまっています」
Q2 多田さんが思わず夜ふかしして読んだ作品は?
●『日出処の天子』山岸凉子/KADOKAWA
「聖徳太子と蘇我蝦夷(えみし)を通じて、政変や当時の価値観、友情など細やかな描写と壮大な世界観にぐいぐいと惹き込まれてしまい、一度読み始めると夜ふかし必須の一冊です。歴史の授業では一瞬で終わってしまう飛鳥時代の内容を、まるでこの時代に作者が生きていたのでは、と思わせるようなリアルなストーリーたちが、いろんな背景をもつ多くの登場人物たちをイキイキと輝かせています。
また、装丁やカラー絵が美しく、美術館で絵画をみているかのような気持ちにさせてくれます。陰謀、友情、禁断の愛……力強さと繊細を兼ね備えたこの作品をぜひ読んでみてください。そして、読んだあとはぜひ奈良を散策してください。きっと今までと違う感情が沸き起こってくること間違いなしです」
Q3 マンガを読む時のマイルールやルーティンは?
「読み始めると止まらないことがわかっているので、また没入しすぎてしまうので、家族や子供に遮られないタイミングに読むようにしています」
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- 文=CREA編集部
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