リラックスしてぐっすり眠れる【エスニック豆乳鍋】
薬膳ではからだの状態を見る概念として「気・血・水(き・けつ・すい)」を使いますが、このうち乾燥する秋は「水」(体内の水分)が不足してイライラや不眠を引き起こすと考えます。
豆乳や豆腐、豚肉はからだに潤いを与えてくれる食材。また、バジルは不眠にいいハーブとして有名です。バジルの香りの効果を存分に生かすため鍋自体はシンプルな味付けに仕上げてみました。
●材料(2人分)
・豚肩ロースしゃぶしゃぶ用……150g
・おぼろ豆腐……200g
・花びらたけ(なければエリンギなどほかのきのこ)……100g
・フレッシュバジルの葉……たっぷり
・豆乳……150ml
・水……150ml
・酒……50ml
・昆布(表面を拭く)……3cm角3枚
・ナンプラー……大さじ1
●つくり方
(1)豆腐はキッチンペーパーに包んでしばらく置き、軽く水気を切る。
(2)鍋に水、昆布、酒を入れ、30分置く。
(3)(2)を弱めの中火にかけ、煮立つ直前に昆布を除く。(1)の豆腐、きのこ類、豆乳、ナンプラーを加える。
(4)食べる直前に豚肉を加えて軽く煮る。アクが出たら除く。
(5)器にとり分け、バジルをちぎり入れて食べる。
参考文献
『先人に学ぶ 食品群別・効能別 どちらからも引ける 性味表大事典 改定増補版』(竹内郁子著、ブイツーソリューション)、『薬膳食典 食物性味表』第2版(一般社団法人日本中医食養学会編、日本中医食養学会)
続きは「CREA」2025年秋号でお読みいただけます。
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- staff
- 文=田中のり子
撮影=清水奈緒 - category
CREA 2025年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

