【界 長門】「墨で彩る行灯そぞろ歩き」
●温泉とともに、金子みすゞの世界観にも浸る
界 長門は、山口県北部の山間の温泉地である長門湯本温泉に位置する。長門市は、童謡詩人の金子みすゞの出身でもある。
冬の長門湯本温泉では、金子みすゞの詩をテーマに、詩の朗読や光と音楽の演出で温泉街を幻想的に演出する「音信川(おとづれがわ)うたあかり」というイベントが開催される。このイベントでは、金子みすゞの詩をモチーフにした15作品のプロジェクションマッピングを楽しむことができる。
界 長門では、16番目の作品として、「明るい方へ」の詩をテーマにした空間を演出。山口市の無形文化財である徳地和紙のライトと影絵で構成する「あかりのライブラリー」で、金子みすゞの世界観にふれことができる。
また、金子みすゞの詩をモチーフにしたイラストが描かれた界 長門オリジナルの行燈に、山口県の伝統工芸品である「赤間硯」を用いた絵付けも体験。
絵付けを終えたら、自作の行燈を携えて、「音信川うたあかり」のイルミネーションで非日常の雰囲気になっている温泉街をそぞろ歩く楽しみが待っている。

