ダナンのローカルフードと地ビールも満喫!

ダナン名物のミークワン(左)。一般的な食堂なら、1碗25,000~30,000ベトナムドン(130円~150円)ほどとリーズナブル。もちろん、フォー(右)が食べられる店もある。

 南北に長いベトナムは、地域によって料理もさまざま。ベトナム料理と聞いてまっさきに思い浮かぶものといえば、麺料理のフォーだが、ここダナンのご当地麺は、ミークワン。

 きしめんのような平打ち米麺に、肉やエビなどの魚介からとった出汁をベースにしたタレをかけ、エビや肉などの具、ハーブやピーナッツをトッピングした汁なしの和え麺だ。揚げせんべいが添えられ、好みでのせながら食べる。香ばしい出汁といい、モチモチの麺といい、なんとも食欲を誘う。

ダナン名物コムガー。軒先で豪快にチキンをカットするオープンエアの食堂で食べるのがおいしい。

 コムガーは鶏のスープで炊いたご飯に、グリルした骨付き鶏をのせたワンプレート料理。一見するとケチャップライスに見えるオレンジ色の米は、ウコンやサフランなどで炊いたもの。ご飯はしっとり、チキンはジューシーで、日本人の口にもよく合う。

市内にある二大市場のひとつ、ハン市場。お土産に調味料やベトナムコーヒーを探すのも楽しい。

 成田とダナン間は、往路が6時間25分、復路は5時間。日本のすぐ近くにあるこの街は、ローカルの雰囲気も味わいながら、ベトナム最先端の空気やリゾートも楽しませてくれる。

【取材協力】
ベトナム航空

URL http://www.vietnamairlines.com/jp/ja/

芹澤和美 (せりざわ かずみ)
アジアやオセアニア、中米を中心に、ネイティブの暮らしやカルチャー、ホテルなどを取材。ここ数年は、マカオからのレポートをラジオやテレビなどで発信中。漫画家の花津ハナヨ氏によるトラベルコミック『噂のマカオで女磨き!』(文藝春秋)では、花津氏とマカオを歩き、女性視点のマカオをコーディネイト。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。
オフィシャルサイト http://www.serizawa.cn

2016.03.09(水)
文・撮影=芹澤和美