西明寺栗やあきたこまちなど、地元食材が満載

 沿線の6つの駅では、当地の農家のお母さんたちが駅ごとに待機。列車が停車すると、車内にそれぞれ一品料理を持ち込むという仕組みになっている。

地元の誇る農産物を使い、農家のお母さんたちが真心を込めて作った料理の数々。メニューは、運行日によって内容が異なる場合がある。

 列車には、サービス担当の主婦2、3名が乗車していて、料理を配りながらメニューを紹介。また、その季節の地元食材とその食べ方、そして沿線の風景について説明してくれる。素朴な秋田弁に心が温まることだろう。

 旬の素材をふんだんに使ったメニューは大変に充実している。まず、地元自慢の「西明寺栗」。秋田県内にもなかなか流通しない貴重なこの栗を使った渋皮煮や焼き栗などは、本企画の目玉のひとつだ。他にも、新米あきたこまちのおにぎりや、この秋収穫したきのこの汁など、地元農産物を用いた手作りメニューが揃う。途中、峠を貫く全長5,697mの「十二段トンネル」に入る頃には、フルコースが揃う。

 今シーズン、11月に催された第1回の運行は好評のうちに終了した。今後は、1月から3月にかけ、月1回のペースで運行される。「ごっつお玉手箱列車」で、秋田の冬を満喫しよう!

「ごっつお玉手箱列車」
運行日程 1月28日(土)、2月25日(土)、3月24日(土)
募集定員 各回36名(最少催行人員25名)
旅行代金 各回¥6,900(1名)※復路の乗車運賃も含む
運行区間 角館駅~阿仁合駅
所要時間 片道約1時間30分
問い合わせ先 秋田内陸線旅行センター 電話番号 0186-60-1111

秋田内陸縦貫鉄道
www.akita-nairiku.com/

2011.12.08(木)