山写真を撮影するコツ その2
「大きさを伝えるための比較対象物を探す」
第2に、山の雄大さを表現すること。
山はかなり大きい被写体なので、その大きさを表現するには比較となる何かを見つけ、画角に入れ込むことが大事になってくる。それは車だったり、ハイキング中の人間だったり、自分が立てたテントだったり、それらを同じ画面の中に入れ込むことにより山とその物体の比較が生まれ、雄大さを表現できる。
それだけではなく、その比較対象物は構図のポイントにもなり、写真にストーリー性を生み出し、見る人の想像力を掻き立てるのだ。これは文章で説明するより例となる写真を見て感じてもらえればうれしい。
2015.08.23(日)
文・撮影=山口規子