アラビア風スパで癒され、アラビア美女に遭遇

太陽が真上にあるときのエントランスは特別。日よけの影のシャワーを抜けてスパへ。

 「シックスセンシズリゾート」で楽しみにしていたことのひとつにスパがあった。「シックスセンシズスパ」は、数々のスパアワードを受賞していて、シックスセンシズリゾート内だけでなく、他社のリゾート内に入っていたり、アブダビのエティハド航空のラウンジに入っていたりするほど。私も過去にモルディブやタイで、オリジナルトリートメントの数々に癒されてきた。

スパのレセプション。アラビア風のアーチがエキゾチック。ここで、オリジナルスキンケア製品を購入することもできる。

 「シックスセンシズジギーベイ」内の「シックスセンシズスパ」は、エントランスからエキゾチックムードたっぷり。9室のトリートメントルームの他に、アラビア式ハマムやジュースバー、マシンジムなどがあり、ヨガやフィットネスのプログラムも充実している。リラクゼーションエリアには、レモンの輪切りを浮かべた水とフルーツのほかにデーツが置かれているのもアラビア圏ならでは。

ソファもあって、広々としたトリートメントルーム。

 メニューは、シックスセンシズシグネチャーマッサージをはじめ、アーユルヴェーダやタイマッサージなど、「シックスセンシズスパ」の定番のほかに、ジギーベイのオリジナルも豊富。「アラビアンフェイシャル」は、ヨーグルトやハチミツ、イチジク、アーモンドなどの、オマーンの食卓でよく見られる天然素材を使っている。「センスオブオマーン」は、スパトリートメントとともに、ヨガ、カヤック、ジョギングなどのウェルネスプログラムがセットになっていて美と健康を手に入れることができる3~7日間のプログラムだ。

左:モロッコスタイルのハマム。ここでアカスリをしてくれる。
右:トリートメントの前に、シンギングボウルを奏でて浄化する。
フェイシャルは、「シックスセンシズスパ」が得意とするトリートメントでもある。

 ハマムもジギーベイの特徴のひとつ。メニューは、ハマムのみの「トラディショナルモロッカンハマム」と、マッサージがプラスされる「ロイヤルモロッカンハマム」がある。さっそく体験してみた。ドーム型の天井のハマムの蒸気で汗をかいてから、オリーブから作られたクリーム状の黒い石けんを塗って肌を柔らかくし、全身の古い角質を落とす。フィリピン人セラピストは小柄ながらもアカスリは力強かった。

 更衣室で、腰まであるウェーブした黒髪が美しいアラビア美女と居合わせた。ドバイから来たのだという。「私は東京から」というと、彼女は眺めていた雑誌を置いた。「次は東京に行こうと思っているの。どこに泊まったらいいかしら?」と身を乗り出して来た。あまりの美しさに見とれつつ、簡単なアドバイスを少し。

 普段、スカーフで隠されている髪がこんなに美しいとは! そんな秘密を垣間見ることができるのはアラビア圏のスパだからこそ!

2015.08.21(金)
文・撮影=たかせ藍沙