スナップ写真のコツ その2
「見つける力を身につける」

アングルを低くすると見えてくる猫の生活。

 ただ単に歩いているだけでは写真は撮れない。必要なものは「見つける力」である。

 よく耳にするのが「この街には何も撮るものがない」「全然面白いものがなかった」という嘆き。人それぞれ興味の対象が違うことはいたしかたないが、プロカメラマンは面白くない街ほど何かを見つけることに必死になる。

薄暗い店内を覗くと見えてくる人間の生活。

 では「見つける力」を身につけるにはどうしたらよいのか。それは自分の関心がわかない街を歩いて訓練するもよし、毎日通う駅までの道で何かを見つける目を鍛えるのもよいだろう。キョロキョロと動体視力をフル稼働し、常に五感を研ぎ澄ます。自分の固定観念を捨て去り、いつも見慣れた道で視線の位置を変えるだけで新鮮な写真が撮れる。

左:アングルを低くすると見つかる子供たちの居場所。
右:ビルの壁を利用した不思議な空間。

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2015.05.28(木)
文・撮影=山口規子