元教師と彼の教え子が理想の学校を作った実話を映画化した『サムライフ』で、不器用な青年・ダイスケを演じる山本涼介。モデルのほか、バラエティ番組「バイキング」の木曜日にレギュラー出演している彼が涙を流した理由とは?
福士蒼汰と同じプロジェクトに参加中
――小学校からサッカー部に所属していた山本さんですが、やはり当時の将来の夢はサッカー選手だったのでしょうか。
サッカーは小3のときから始めたんですが、小4からずっとキーパーをやっていました。市代表に選ばれたこともあって、小学校の卒業文集には「将来の夢はサッカー選手」と書いていました。その後、中学では奈良の県代表にも選ばれました。
――そんな山本さんが俳優を目指した理由はなんだったんでしょうか。
憧れのような人がいたわけではなく、母が昔モデルをやっていたので、もともと、心のどこかでこの世界に興味があったんだと思います。そして、中2のとき、親の勧めで受けた初めてのオーディションの後、今の事務所の方に声をかけていただきました。そして、高校進学を機に、東京に出てきたんです。
――ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」に出演されますが、演技はまるっきり初めてだったとか?
そうですね。事務所に入って1、2ヶ月ぐらいだったので、芝居をすること自体がまだ恥ずかしくて……すぐに顔が赤くなっていて、毎日が試練でした。初めての撮影現場は見たことのない景色ばかりで刺激的でした。そのとき、いちばん仲が良かったのは、同い歳で周りから顔も似ていると言われていた栗原吾郎くん。「イケパラ」の撮影は本当の学園生活のようで楽しかったです。
――その後、福士蒼汰さんらとともに、プロジェクト「研音 肉体改造部」のメンバーになられましたね。
僕が高2の夏ぐらいに発足したのですが、ほかの5人も同じ事務所で、レッスンも一緒に受けていたので面識もありました。基本は自分たちで訓練するので、自分との戦いですから、特にライバル心みたいなものはなかったですね。単に体を鍛えるだけではなくて、トレーナーさんから日々の健康管理や食事、姿勢についても教えてもらえて有難かったです。
2015.02.20(金)
文=くれい響
写真=鈴木七絵