Magnificent View #337
ティトゥスの凱旋門(イタリア)
(C) Luigi Vaccarella / Grand Tour / Corbis / amanaimages
右を向いても左を向いても見どころだらけのローマの中でも、必見のスポットがフォロ・ロマーノ。古代ローマの中心部が丸ごと発掘された巨大な遺跡である。
突き当たりに構えるのは、フォロ・ロマーノの東の入口となるティトゥスの凱旋門。
この門は、ローマ帝国とユダヤ人との間で勃発した第1次ユダヤ戦争における勝利を祝し、西暦81年に築かれた。この戦乱の結果、ユダヤ人は父祖の地から追放され、世界に離散。現在にいたるパレスチナ問題の種が撒かれることとなった。
アーチの内側には、後に皇帝の座に就くこととなる司令官ティトゥスのローマ凱旋の様子が、華麗な彫刻で描かれている。
凱旋門をくぐりフォロ・ロマーノの中央を貫く通りは、祝勝や祭礼のパレードがたびたび行われたことから「聖なる道」と呼ばれる。ここに敷き詰められた石畳は、悠久の歴史を物語っているかのようだ。
