Magnificent View #321
シスト橋(イタリア)

(C) Jean du Boisberranger / Hemis / Corbis / amanaimages

 ローマの中心を二分して南北に流れるテヴェレ川には、いくつもの橋が架かる。

 そのひとつが、シスト橋。東のカンポ・デ・フィオーリ広場と西のトゥルリッサをつなぐ位置にあるこの橋の歴史は、古代ローマの時代にまでさかのぼる。

 2世紀に最初の橋を築いたのは、『自省録』を著した哲人皇帝マルクス・アウレリウス。システィーナ礼拝堂を建造したことでも知られる15世紀のローマ教皇シクストゥス4世は、その基部を用いてルネッサンス様式の典雅な橋を建設した。

 美しいアーチが連なるその中央には、橋桁に丸い穴が開いている。これは、警戒水位を知らせる役割を果たしていたという。

次の記事に続く 死海の濃厚な塩分が作り出した 湖岸を飾る美しい自然の彫刻