Magnificent View #243
ガイウス・ケスティウスのピラミッド(イタリア)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
天に突き刺さりそうな、凶器のごとき鋭さを持つピラミッドである。
しかし、ここはエジプトではない。ローマの街角なのだ。
永遠の都の南方を守ってきたサン・パオロ門の傍らに立つこのモニュメントは、紀元前12年に生涯を閉じたローマ帝国の官僚、ガイウス・ケスティウスの墓。
四角錐の各底辺の長さは22メートル、高さは27メートルにもおよぶ。そして、その表面は、白い大理石によって覆い尽くされている。
故人自身が遺した指示に従ってこの墓が造られたことは確かだが、なぜピラミッドの形にこだわったのか、その理由はまったく分かっていない。
