Magnificent View #219
アラゴン城(イタリア)
(C) Leonardo / Masterfile / amanaimages
ナポリ湾の中で最も大きい島、イスキア島。
緑あふれるこの美しい火山島は、古代においてはローマ皇帝アウグストゥスの私有地でもあった。豊富に湧き出る温泉は、昔も今も多くのゲストを惹きつけている。
この島の東の海に浮かぶ小さな岩礁に築かれた城が、アラゴン城。
その歴史は、紀元前5世紀にまでさかのぼる。当初は要塞として建てられたが、その後は、修道院や監獄、そして城館など、さまざまな目的に利用されてきた。
ルネッサンスの時代には、城主の妻に思いを寄せたミケランジェロが城内で長らく過ごした――。そんな噂も残っている。
イスキア島との間に橋が設けられたのは、15世紀のこと。300メートルにもおよぶ細く長い橋の上を歩みながら、この城の来し方に思いを馳せたい。
Column
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2014.05.07(水)
