東京・上野動物園で初めて生まれた双子のジャイアントパンダ、オスの暁暁(シャオシャオ)とメスの蕾蕾(レイレイ)の中国での公開が9月29日に始まりました。ひと足先に中国へ渡った姉の香香(シャンシャン)も含め、現地での様子をレポートします。


約8カ月ぶりに中国で再会

 雨が降る10月10日、四川省にある中国ジャイアントパンダ保護研究センター(以下、パンダセンター)の雅安碧峰峡基地(以下、雅安基地)を訪れると、オスの暁暁(シャオシャオ)が座って、タケノコをおいしそうにほおばる姿が目に入った。上野動物園にいた頃に比べ、大きくなったように見えるが、子どもらしさは残っている。

 暁暁の前を通り過ぎ、雨でぬれた階段を滑らないようにゆっくりと下りていく。その先にはメスの蕾蕾(レイレイ)がいた。蕾蕾もタケノコを食べている。蕾蕾はタケノコを次々と口に運び、お腹の上はタケノコの皮でいっぱいになった。

 暁暁と蕾蕾を観覧するのは約8カ月ぶり。中国での観覧は初めてだ。

9月29日から中国で一般公開

 暁暁と蕾蕾は、2021年6月23日に上野動物園で生まれた。4歳だった2026年1月27日に上野動物園を出発し、翌28日に雅安基地へ到着(参照:《タワマンを望む上野から中国の山へ》上野双子パンダの“旅立ち”と“現在”〈母シンシン・姉シャンシャンと同サイズの輸送箱に入り…〉)。隔離検疫と環境への適応を経て、9月29日に中国での一般公開がスタートした。

 雅安基地は、パンダをいつから公開するか、事前に公表しない。双子の姉で2017年6月12日に上野動物園で生まれた香香(シャンシャン)は、2023年2月21日に中国へ渡り、同年10月8日から雅安基地で一般公開されている。筆者は公開に備えてビザを取得し、公開後すぐに航空券を購入して、10月10日に中国へ渡航。10月11日と10月12日に雅安基地を訪れた(参照:中国ではシャンシャン見放題? 初公開から3日後の様子をレポート 上野動物園との違いは)(【パンダのシャンシャンに会う方法】 現地への行き方と料金の目安を解説 施設内での食事やパンダグッズは?)。

 今回も公開後すぐに航空券を購入したものの、公開直後は、仕事の都合で長い休暇を取れなかったので、10月の3連休を利用して行くことにした。雅安基地を訪れたのは、公開から11日後の10月10日と10月11日だ。奇しくも、香香に会いに行った3年前とほぼ同じ日になった。

 雅安基地では、筆者と同じように、働きながら3連休を利用して日本から一人で訪れた女性たちと出会った。限られた休暇をやりくりしながら、海を越えてパンダに会いに来ているのだ。

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