東京・上野動物園で初めて生まれた双子のジャイアントパンダ、オスの暁暁(シャオシャオ)とメスの蕾蕾(レイレイ)の中国での公開が9月29日に始まりました。ひと足先に中国へ渡った姉の香香(シャンシャン)も含め、現地での様子をレポートします。本記事では、観覧時に注意したいことや、かつて心配されていた蕾蕾のある行動についても状況をお伝えします。
訪問時に持参すると便利なアイテムも
天候によっても観覧のしやすさは大きく変わる。上野動物園で生まれたジャイアントパンダが暮らす、中国ジャイアントパンダ保護研究センター(以下、パンダセンター)の雅安碧峰峡基地(以下、雅安基地)は雨が降りやすい。
10月10日は、ほぼ一日中雨が降り続き、時折、大雨になった。すると、パンダとの間を隔てるガラス壁に水滴が付くため、観覧しづらいことが多かった。カメラが濡れないように注意する必要もあった。
大きなカメラを持っている場合、傘を差して階段を上り下りするのは難しい。筆者は、ガラス壁に自分の姿が反射して映り込むのを避けるため、日本から持参した使い捨ての黒いレインコートを着用した。
なお、香香(シャンシャン)、暁暁(シャオシャオ)、蕾蕾(レイレイ)の3きょうだい(双子の暁暁と蕾蕾はどちらが先に生まれたか不明)の観覧エリア付近で屋根があるのは、香香の観覧エリア近くの1カ所だけ。そこには椅子がないため、折り畳み式の椅子を持参して座っている人もいた。筆者は疲れ切っていたが、椅子を持っていなかったので、雨の中、傘を差して屋外のベンチに腰掛けた。雅安基地での雨の日の観覧と撮影には、十分に準備をして臨みたい。
蕾蕾は雨宿りをしたかったのか、木などでできた構造物によじ登り、その傘の下で眠った。午後、職員がこの構造物を撮影している様子を見かけた。国慶節に伴う大型連休(10月1日~7日)が終わって、来園者の数が減ったため、構造物の改良に向けた確認をしていたのかもしれない。
雅安基地では修理や消毒、監視カメラの設置などのために、パンダが急きょ非公開になることがある。実際、筆者が雅安基地に行った翌日の10月12日は香香が非公開となった。こうした事情を考えると、1日だけの滞在では、香香、暁暁、蕾蕾の全頭を観覧できない恐れもある。
