ガラスを介さずに暁暁を観覧できる場所も
ちなみに雅安基地でも、暁暁をガラス越しではなく見られる場所がある。いずれも暁暁から離れているので、撮影するなら望遠レンズがあったほうがいい。
1カ所目は、蕾蕾の観覧エリアだ。暁暁が斜面の中腹や下部にいると、見える場合がある。10月11日は、斜面の中腹にある構造物の屋根の下で暁暁がお昼寝をしていた。筆者が滞在した2日間に、暁暁を斜面の下部で見たのは1度だけ。暁暁は下りて、すぐ上に戻った。慌てて動画を撮ったが、うまく撮影できていなかった。
もう1カ所は、蕾蕾がいるエリアの近くの通路だ。ここからは、暁暁が斜面の上部にいる時に見えることがある。筆者が滞在した2日間は、暁暁が起きている場合、斜面の上部にいることが多かった。飼育員がその場所に竹とタケノコを置くためだろう。暁暁は、そこで寝ていることもあった。
暁暁。(2026年10月10日、筆者撮影)
蕾蕾(手前)と暁暁(中央上)を1枚の写真におさめられる場所もある。日本から来た方に教えていただいた。(2026年10月11日、筆者撮影)
雅安基地内のカート乗り場から見えた親子。2011年8月20日生まれの苏珊と、その娘で2025年7月5日生まれの依伊。(2026年10月10日、筆者撮影)
大雨の中、雅安基地にある売店の前の屋外エリアにいた親子。ネームプレートには、2011年7月8日生まれの云朵、その娘で2025年7月23日生まれの双子の诗情、画意の3頭の名前があった。(2026年10月10日、筆者撮影)
雅安基地で香香がいるエリアから比較的近いエリアで暮らす3頭。アメリカのサンディエゴ動物園で2007年8月3日に生まれた珍珍、その息子で2024年7月29日生まれの金辉、珍珍の実子ではないが珍珍に育てられている2024年7月25日生まれの芋喜。(2026年10月11日、筆者撮影)
珍珍たち3頭が暮らすエリアには、中国国外のパンダについて説明するパネルがあり、香香の写真が使われている。このパネルは、筆者が2023年6月12日に訪れた時も既にここにあった。(2026年10月11日、筆者撮影)
後篇を読む:上野生まれのシャンシャン、シャオシャオとレイレイの“最新レポート”「竹とタケノコを食べる姿が何度も見られて…」《心配されていた後ろ歩きやのけぞる姿は?》
中川 美帆(なかがわ みほ)
パンダジャーナリスト。早稲田大学教育学部卒。毎日新聞出版「週刊エコノミスト」などの記者を経て、ジャイアントパンダに関わる各分野の専門家に取材している。訪れたパンダの飼育地は、日本(4カ所)、中国本土(18カ所)、香港、マカオ、台湾、韓国、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、オーストラリア、カナダ(2カ所)、アメリカ(4カ所)、メキシコ、ベルギー、スペイン、オーストリア、ドイツ、フランス、オランダ、イギリス、フィンランド、デンマーク、ロシア。近著に『パンダワールド We love PANDA』(大和書房)がある。
@nakagawamihoo