近くて遠い細胞の形を整える細胞ビジュアルケアへ
2 最先端のデリバリーシステム&美容成分のアプローチで細胞コンディションを素早くベストな状態に。みずみずしい香りやテクスチャーも◎。エクラフチュール 40ml 10,000円/アルビオン
アンチエイジングとは、要するに何をすることなのか、知っていただろうか? これはずばり、細胞ケア。細胞を若返らせるスキンケアこそ、究極のアンチエイジングと言ってもいいものなのだ。
じゃあ、細胞をケアすると肌は一体どうなるのか? じつのところ、形ある手応えをリアルに感じたことのある人は決して多くない。“細胞ケア”が、あらゆるお手入れの中で最上級に位置することはわかっていても、そういう意味で最上級の実感なんて得たことはない、という人がほとんどなのではないか。
だから細胞はいつまでたっても遠い存在のままなのだ。人の体は細胞から生まれ、細胞分裂によって形づくられ、一人一人の体が約60兆個の細胞でできている。つまり、人にとって細胞は原点でありベースなのに、その存在は恐ろしく遠い。自分自身が細胞でできていることすら、実感できないはずなのだ。それも、細胞ケアの手応えがうすいこと。自分の細胞なのに自分の手で触れられないこと。そしてまた、細胞自体が目に見えないことに起因している。
でも、自分の細胞って本当に見えていないのだろうか? 本当に触れられないのか? まず単純に、肌がキラめいているのは、細胞ひとつひとつが良質である証、肌がふくふくやわらかいのも細胞の作るクッションが上等だから。すべては細胞が決めているのだ。だからじつはここへ来て“細胞ケア”の意味が少し変わりつつある。“細胞は目に見えている”というスタンスに立ち、まさしく目に見えるビジュアル細胞ケアを行うという美容液が登場しているのだ。
2014.09.02(火)
文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫