『日日べんとう』

地味だけど滋味な黄理子の秘密

 家ごはんの延長に弁当がある。そこに禅の教えを持ち込んだ異色作。黄理子(32)は禅寺育ち。食事の基本は雑穀米&漬け物で、身体にいい滋味系飯を自炊する派。作者は働く女子の背景に星と花を飛ばす代わりに、お弁当と箸を添えたのだ。

『日日(にちにち)べんとう』
佐野未央子 集英社 1~3巻 各562円
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2014.08.25(月)
文=福田里香

CREA 2014年9月号
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この記事の掲載号

おいしい読書

CREA 2014年9月号

食の本大特集 おなかがすいたら
おいしい読書

定価780円