お子さんとうに君の関係性

――今年6月、Podcastの『マユリカのうなげろりん!!』で、お子さんが生まれたことを発表されましたが、お子さんが生まれてから、うに君の行動に変化を感じていますか?

 子供やとわかってんのかどうかはわからないですけど、距離を取ってます。興味はあるみたいでクンクンと匂いを嗅いだりして……でも、ヤキモチを焼いている気もします。僕と奥さんが二人でリビング以外の部屋にいると、必ず僕らがいるところに来ます。子供が生まれてから、特にそう。別の部屋で子供をあやしていると、うにも入ってきますね。

 今までかわいがられるのは絶対うにでしたけど、子供が生まれてからはかまう機会も少し減ってしまっているので、付きまといが多くなったんじゃないですかね。子供が寝たあと、奥さんと二人でご飯を食べる時には一緒にいるというか、テーブルの上に必ず座っていますから。

――今3歳ですけど、猫は長生きすると20年くらい一緒に暮らすことになります。阪本さんにとっても初めての経験になりますが。

 確かにそうですね。15年生きたとしても、僕が50歳くらいになるまで一緒にいられる……そうあってほしいですね。子供も一緒に成長していきますし、育児的に動物が家におるっていいことやと思うんです。優しい子になりそうじゃないですか。

 実家にいたインコは、僕に一番懐いてたのでむちゃくちゃ大事にしていて。高校時代、学校が遠いし、あんまり楽しくなくてサボりがちやったんですけど、学校に行ったふりをして、親が仕事に出かけたら家に帰って、一人でその子と1日中遊んでいました。(芸人になるために)大阪へ出る時も、その子と離れるのが嫌やなって思うくらいかわいがってたんですけど、芸人になってから亡くなっちゃって。けど、15年くらい生きたので長生きだったとは思います。うにもずっと一緒にいられたらいいですね。

――では、阪本さんにとって、うに君はどんな存在ですか?

 家族としか言いようがないです。ベタかもしれないですけど、それ以外にないというか。最初はペットやなと思ってたんですけど、いつの間にか家族に昇格したんかな? うにもすごく懐いてくれているのがわかってから、僕の意識が変わったのかもしれないですね。いなくなったらって考えると……かなりしんどいです。やから、やれることはやらんと。健康とか環境とか含めて、僕らが頑張らなあかんなと思ってますね。

マユリカ・阪本

NSC大阪校33期生。2011年、お笑いコンビ「マユリカ」を結成。相方は中谷さん。
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Column

お笑い芸人の“うちの子”紹介

今をときめくお笑い芸人たちが愛すべきペットとの生活を語ります。飼い始めたきっかけやその子のチャームポイント、可愛い! と思う瞬間や彼らとの暮らしのなかで気づいたことなど、たっぷり語ってもらいました。しゃべれども、しゃべれども、ペットへの愛は尽きないようです。