――動物と暮らし始めると、家族での会話にも変化がありますよね。

 そうなんです。結婚でも同棲でも、誰かと暮らす時にペットがいたほうが絶対にいいと思います。別れるくらいの大喧嘩になっても、猫がいると喧嘩が長引かない。会話の中心にもなるし、コミュニケーションもより取れるようになるのでいてくれてありがたいですね。

お笑い芸人の猫仲間は?

――猫のことを話す仲間はいらっしゃるんですか?

 ロングコートダディの堂前(透)さんとたまに。「ムイムイ」っていう猫がおかしくなるくらい夢中になって遊ぶ、欠品になるくらい人気のおもちゃがあるんですけど、それをもらったりしました。

――うに君のどんなところがかわいいですか?

 犬より猫って無表情っていうか……ん? 犬も無表情か。

――(笑)。

 顔はそのままなんですけど、むっちゃ寂しかったんやろうなっていう気持ちが行動でわかるところがほんまにかわいいです。僕のアラームが鳴ったらベッドの上に飛び乗ってきて、ヘッドボードのところに前足をかけて(後ろ向きになって)お尻を叩いてくれって言うんですよ。なぜか叩かれるのがめっちゃ好きで、僕が寝ぼけながら軽く叩いたらゴロゴロと喉を鳴らしてます。毎朝、そういう感じですね。

――それは一緒に暮らし始めてからずっとやっている習慣なんですか。

 ベッドを買い替えてからです。うにとしては見つけたって感じなんですかね? ある日、前足をかけてそうし出してから1年くらい、ずーーっとやってます。そのまま顔の近くで寝始めて。猫って肛門を見せてくるじゃないですか。僕の顔におしりを近づけてきて。しかも、空いてるスペースに入ってくるというよりは、むぎゅって近寄ってきて枕を取られるんです。

――阪本さんはいつも落ち着いた印象ですけど、うに君といるとテンションが上がったりするんですか?

 もちろんです。かわいい、かわいいって言いながら、顔をうずめたりすることもありますけど、うには嫌がらないんです。長い間はできないですけど、抱っこもさせてくれますしね。スマホの待ち受けも、うにの写真にしてますし、写真もかなり撮りますね。

――どういう時に撮ることが多いですか?

 夜遅く帰ってきた時ですかねぇ。奥さんも子供も寝ていて、一人で晩酌してる時、横におったら撮っちゃいます。その時間はだいぶ癒やしになってますね。やから、一時期はかわいすぎて仕事が終わったらすぐ帰ってました。今はいることが当たり前になってきたので、そういうこともなくなりましたけど。

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