この記事の連載
伝説のハイウェイ「ルート66」を旅する # 1
伝説のハイウェイ「ルート66」を旅する # 2
伝説のハイウェイ「ルート66」を旅する # 3
伝説のハイウェイ「ルート66」を旅する # 4
アルバカーキの新たなランドマークにもぜひ泊まりたい!
アルバカーキのルート66では、リノベーションされたヴィンテージホテルにも注目です。なかでも話題を集めているのが「アライヴ・アルバカーキ」。
街のランドマークとして親しまれてきた歴史あるホテルが、その伝統を受け継ぎながら、今の時代に合わせてアップデートしたスタイルで楽しい滞在を実現します。
2025年2月にオープン、話題のヴィンテージホテル
◆Arrive Albuquerque(アライヴ・アルバカーキ)

知るほどに奥が深いロードサイドの宿泊文化。低層で駐車場のまわりに部屋が並ぶものを「モーテル」と呼ぶのに対して、都市型のビルディングスタイルのものは「モーターイン」と呼ばれています。

「アライブ・アルバカーキ」は、1965年に開業した街のランドマーク「ダウンタウナー・モーターイン」の建築をリノベーションしたブティックホテル。2025年2月のオープンと同時に大きな話題を集め、トレンドに敏感な人々で連日にぎわっています。

客室数は全137室。「ベリーノ(Bellino)」の上質なリネン、「ヴィクトローラ(Victrola)」のスピーカー、「グロウン・アルケミスト(Grown Alchemist)」のバスアメニティなど、室内にはこのホテルブランド独自のこだわりが満載。

クラシックとモダンを見事に調和させることで、新時代のラグジュアリーな「モーターイン」文化を生み出しています。

また、バレーパーキングなど、従来のモーターインとは一線を画す、ブティックホテルならではの洗練されたサービスを提供しているのも「アライヴ・アルバカーキ」の魅力。

館内には、朝食からバータイムまでノンストップで営業するカクテルバー&ラウンジのほか、個性的なデザインのアウトドアプールも。
ニューメキシコの州旗にも描かれている太陽のシンボルから着想を得たデザインで、人生の4つの要素やステージ、そして宇宙を象徴しているのだそう。

ルート66ならではの陽気で楽しいヴァカンス気分を満喫できます。


さらに今年6月にはアートギャラリーもオープン。ニューメキシコで活躍するアーティストの作品を中心に展示しています。

かつて時代の先端をいくスタイルでゲストの心を弾ませたモーテルやモーターイン。そのカルチャーは今も決して色あせることなく、進化系としてアルバカーキにはしっかり息づいているのです。

そのほかにもアルバカーキには、「エル・バド・モーテル(El Vado Motel)」「モンテレイ・モーテル(Monterey Motel)など、古きよき時代の空気感をスタイリッシュによみがえらせたモーテルが点在。どこに泊まろうか悩むのも楽しいひとときです。

2025.08.08(金)
構成・文=矢野詔次郎
写真=鈴木七絵
協力=GO USA