![正義の女神を挟んで、米国で黒人女性初の最高裁判事ケタンジ・ブラン・ジャクソン判事とで故ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事が並ぶメッセージのあるアート。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/1280wm/img_fdcc5c931f059fa46d34d9f07c3590525090208.jpg)
アメリカ本土の旅先といえば、すぐ思いつくのはニューヨークやLA・サンフランシスコ。実は意外と知られてないけれど、アメリカ西部にあるコロラド、ニューメキシコ、アリゾナの3つの州は、西部開拓時代の雰囲気やネイティブアメリカンの文化が今も残り、THEアメリカが味わえます。
そんなアメリカ西部の3州を公共交通とシェアライドで回った旅を紹介します。第1回は、日本からのゲートウェイでもあるコロラド州デンバーへ。
空港から鉄道で市内へ。歩いても回れる街、目抜き通りには無料シャトル!
![ダウンタウンにあるユニオン・ステーションの中央部分は、1914年築のロマネスク・リバイバル様式の建物で国家歴史登録財。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/4/1280wm/img_448065da9dedb208452b94cb0152b3444506097.jpg)
東京・成田からユナイテッド航空の直行便で、行きは約10時間40分で到着するコロラド州の州都デンバー。ロッキー山脈はじめ緑豊かな国立公園などここから大自然の旅へ出るという人も多いですが、西部開拓時代から栄えたデンバー自体も歴史を感じられる町並みと斬新なストリートアートなどが同居する実に魅力的な街です。
![歩いても回れるけれどちょっと疲れたら無料シャトルに乗れるのがうれしい。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/f/1280wm/img_6fa66a61b897a332655527e72dcec57d3603652.jpg)
空港からダウンタウンのユニオン・ステーションまでは鉄道で一本。快適な車両で約37分、片道10ドルで行けます。ユニオン・ステーションから公園やコロラド州議事堂も近いコロラドシビック・センター・ステーションまで、街の目抜き大通り16thストリートには無料のシャトルバス「フリーモールライド」が走っています。
停車場は1ブロックごとで乗り降り自由。朝の5時台から夜中の12時過ぎまで3~15分間隔で運行しています(現在工事中のためカーティスストリートから先、15thと17thを迂回運行中)。
ゴールドラッシュの面影と流行の先端、おしゃれなラリマーストリート
ユニオン・ステーションから歩いて10分程度のラリマーストリートあたりは、19世紀半ばにゴールドラッシュにわいたデンバーの面影を残すヴィクトリア調の歴史的な建物が並びます。今は、最先端のショップやレストラン、カフェなどが入って、町歩きが楽しいエリア。
![ラリマートストリートにあるヴィンテージショップの店内にはバーが。一杯飲みながらお買い物。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/1280wm/img_6e9c437e59781f016042e58779480d211865422.jpg)
![ラリマーストリートにある「リオハ」のシグニチャー「タコのグリル」は芸術的。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/2/1280wm/img_d2781f72922d6de6b2cd796823345ce91771729.jpg)
デンバーのフーディが集まるおしゃれなレストラン「Rioja リオハ」は、洗練された地中海料理と選りすぐりのワインが楽しめるお店。素材を一段と引き上げるおいしさで、料理のアカデミー賞と言われるジェームズ・ビアード財団賞の南西部ベストシェフ賞に輝いたのもうなづけます。
ディナーのシグニチャー「タコのグリル」は、香ばしくグリルした肉厚のタコがステーキのよう。トマトやパプリカをベースにしたスパイシーなブラバスソースとともに(36ドル、ハーフポーションもあり)。ブランチやランチなら20ドル以下のメニューも楽しめます。
Rioja(リオハ)
所在地 1431 Larimer St, Denver, CO 80202
電話番号 303-820-2282
https://www.riojadenver.com/
2025.01.13(月)
文・写真=小野アムスデン道子