この記事の連載
伝説のハイウェイ「ルート66」を旅する # 1
伝説のハイウェイ「ルート66」を旅する # 2
伝説のハイウェイ「ルート66」を旅する # 3
伝説のハイウェイ「ルート66」を旅する # 4
アルバカーキのルート66は、ショッピングも楽しい
ルート66が駆け抜けるアメリカ各州のなかでも、ひときわ個性的な文化を育んできたニューメキシコ州。
街を歩いているとしばしば見かけるのが、プエブロ・リバイバル様式と呼ばれる建築。ネイティブアメリカンの伝統建築の美意識を取り入れた、この地域独自のものです。

その第一人者が、建築家のジョン・ゴー・ミーム(1894-1983)。ルート66沿いにキャンパスがあるニューメキシコ大学には、彼の代表作のひとつ「ジマーマン図書館」などがあります。

また、アルバカーキ市街では「キモシアター(KiMo Theatre)」も必見。現存するものは非常に少ないプエブロ・リバイバルとアール・デコが融合した「プエブロ・デコ」様式の建築です。

そんなレトロテイストな建築巡りも楽しいアルバカーキですが、さらに立ち寄ってみたいのがレトロなアイテムがいっぱいのヴィンテージショップ。
ルート66沿いには “アルバカーキ最高のアンティーク・ヴィンテージショップ” にも選ばれている「ヴィンテージ・ヴォルト(Vintage Vault)」の2号店があります。

おしゃれエリア・ノブヒルに位置するショップは、広さ約615平方メートル。そこに約30の独立したショップオーナーによる厳選されたアイテムがぎっしり……。
ミッドセンチュリーの名作家具から、オールドパイレックス、さらにはユニークな掘り出しものまで、眺めているだけでもあっという間に時間が過ぎていきます。
ルート66の黄金時代に想いを馳せながら、お宝さがしを楽しみたい。






2025.08.08(金)
構成・文=矢野詔次郎
写真=鈴木七絵
協力=GO USA