いま注目したい韓国文学作品2冊

 今後も翻訳院は良質な作品を世界に届けるために取り組む、と熱く語るパクさん。注目作家として、「左記のふたりの他、昨年行われたオンライン投票『韓国の文学読者30万人が今後注目すべき作家』で上位だったソン・ヘナさんやキム・メルラさん(未邦訳)、チョ・イェウンさん(邦訳あり)などを挙げておきます」

◆いま、注目したい2冊

『29歳、今日から私が家長です。』

イ・スラ 著/清水知佐子 訳
CCCメディアハウス 1,870円

有料メルマガで人気を博した著者の初小説。娘が家長となる新しい家族像を描くフェミニズム文学。


『罰と罪』上・下

チャン・ガンミョン 著/オ・ファスン 訳/カン・バンファ 監訳
早川書房 各1,650円

新米女性刑事が迷宮入りだった女子大生殺害事件に挑むミステリ。著者は元新聞記者。受賞歴多数。

パク・ジウォンさん

社会学学士、国際関係学修士。2009年に韓国文学翻訳院に入職し、22年より翻訳出版チーム長を務める。


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2025.03.17(月)
文=CREA編集部

CREA 2025年春号
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この記事の掲載号

韓国のすべてが知りたくて。

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