天皇家と秋篠宮家、学校選びの違い

 秋篠宮家も悠仁さまのご進学に心を尽くされ、愛情を注がれて育てられてきたご様子は同じだったに違いない。ただ、「天皇ご一家と比べると、どうしても秋篠宮家からは親子の会話などが聞こえてこない印象があります」(宮内記者)

 親王と内親王の子育てにおける学校選びに違いはあるのかもしれない。勉強だけでなく友人との出会いや人間関係から学ぶことの大切さに重きを置く天皇家と、勉強がさらに研究に繋がる環境を学校に求められる秋篠宮家。とはいえ、皇族という立場を踏まえつつ、親としての願いもこめられていることに、変わりはないと思う。

大学生活で得られるかけがえのない経験

愛子さまは大学生時代を振り返り、「自分の好きなことを学べるのは、とても楽しいけど、次から次へと調べることが出て来てしまって、幾ら時間があっても足りないですよね」と学友に語っていた。

 24年4月から勤務している日本赤十字社(港区)の青少年・ボランティア課の仕事においても、ご自分が納得なさるまで、御所で調べ物などをなさることがあるという。

 悠仁さまも多くの公務を務められる時には、大学生活で得られた経験を活かされていくだろう。

2024.12.27(金)
文=友納尚子