ランカウイ

 マレー半島の西側、アンダマン海に浮かぶ99の島々からなり、そのうち人が暮らす2島の大きい方がランカウイ。石灰岩の岩山や穏やかな湖など、地質的に貴重なことからユネスコ世界ジオパークに選定。リゾート開発時に手を付けるのは島全体の35%までと条件付きで行われているため、自然がたっぷり残されています。ラグジュアリーな大人のリゾートで、癒しの休日が過ごせそう。乾季は10~3月。ちなみに、マレー半島東側はこの時季は雨季なのでご注意を。

パラオ

 日本の南約3000キロ。ミクロネシアのパラオはサンゴが隆起した島や砂でできた島などが無数に浮かぶ群島国家。その数は200島とも、300島以上とも言われています。マッシュルーム型の島々が集まる“セブンティアイランズ”はパラオのアイコン的存在で、世界遺産であるロックアイランドの一部。日本や米国のダイバーに人気が高く、大物回遊魚やサメ、イルカなど願えば何でも出没するとの声も。バジェット系ホテルから水上コテージ付きのリゾートまであります。乾季は11~4月。

ボラカイ島

 フィリピン中部、マニラとセブの間に位置するボラカイ島。島の西側に約4キロにわたる「ホワイトビーチ」は“世界のベストビーチ”の称号を与えられたことも。特にサンセットが圧巻で、日没時にはツーリストもローカルも浜辺に出て、壮大な夕焼けに包まれます。ボートで海から眺めるツアーも。2018年、オーバーツーリズムで汚れてしまった島を半年間閉鎖してクリーンナップ&新たなルール作り。美しい環境への意識が高い島です。乾季は12~5月。

2024.12.28(土)
文・撮影=古関千恵子