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バスとケーブルカーで楽々ハイクもまた、よし

 比叡山の麓、八瀬駅までは京都駅からバスでおよそ1時間。のんびりと京都の町並みを眺めながらバスの旅もオツなものです。バス停から、ケーブル八瀬駅へ、高野川を渡ると、色づいた木々と清らかな空気が歓待してくれます。

 比叡山へは雲母坂と呼ばれる古道を通り山頂を目指すルートなど、さまざまな登山道がありますが、今回はバスとケーブルカーを利用して楽々ハイク。まずは、自分のレベルに合わせて、自然を感じることが大切。歩いている中で、面白いと思ったら、別のルートや別の山にトライしてみるのがおススメです。

 ケーブルカーとロープウェイを乗り継ぎ、比叡山頂駅へ。山頂駅の近くの展望台からは大津市街、そして琵琶湖の景色が広がります。

「こんな風に琵琶湖を眺めたことが初めてだったので、すごく新鮮です。こんなに京都と琵琶湖って近いんですね、山に登ることで新しい京都の姿が見えるような気がします」

 山を歩くことで、歴史を感じることができるのも京都の魅力。比叡山頂からはシャトルバスが運行されており、比叡山内の各所へ移動することができます(12月上旬~3月中下旬。年によって道路状況が異なるので、ご注意を)。さっそく、世界文化遺産にも登録された延暦寺へ行ってみましょう。

2024.12.19(木)
文=CREA編集部
写真=佐藤亘