2024年11月30日(土)、カナダ・バンクーバー発のアウトドアブランド「ARC’TERYX(アークテリクス)」の直営店「アークテリクス 新宿ブランドストア」がオープン。
国内最大規模の売り場面積に圧倒的なラインナップを誇り、さまざまなサービスが充実する「アークテリクス 新宿ブランドストア」へさっそく訪れてみました。
フィールドの玄関口となる新たなコミュニティスペースへ
オープンしたのは新宿アルタのお隣、JR新宿駅東口の目の前! アクセスのよさはいうまでもありませんが、新宿駅といえば高尾や箱根、長野といったフィールドに通ずる列車の始発駅。
そうした絶好のロケーションを背景に、アウトドアフィールドのゲートウェイとなることを目指す「アークテリクス 新宿ブランドストア」では、豊富なラインナップやスペシャルなブランド体験ができるサービス、コミュニティスペースが充実して揃います。
ブランドの世界観に没入しながら買い物が楽しめる
店内は4フロアに分かれており、まずはエントランスとなる1階へ。天高約5メートルの広々とした空間はソリッドで都会的なデザインで設えられていますが、いっぽうでゴツゴツした岩壁も聳えます。
この岩壁はカナダ・スコーミッシュにあるチーフマウンテンからインスパイアされているそうで、リアルな岩の凹凸や質感が迫力満点! 新宿にいながら、アークテリクスのルーツであるカナダの大自然を感じることができます。
1階フロアに並ぶのは、シーズナルでフォーカスしているアクティビティに沿ったアイテム。今回のテーマはアイスクライミングで、耐久性に優れる高機能なアパレルウェアや小物類のほか、アークテリクスと関わりの深いアスリートやガイドが愛用する私物ギアも展示されています。
また違った視点からもアークテリクスを知ってほしいという想いから、1階には「Artist Wall」も設置。
第1弾は銭湯ペンキ絵師・田中みずきさんにより、掛け軸に見立てたゴアテックスの残反に逆さ富士が描かれています。
銭湯絵師は限られた時間で絵を仕上げなければならず、そのために細かく下絵を作り、何度もテストを繰り返しながら、作品を完成させるまでのプロセスにとてつもない時間と労力をかけるといいます。
今回の作品も同じようなプロセスを経て作られたそうで、そうした飽くなきこだわりは、まさにアークテリクスのモノづくりの精神と通ずるところがあります。
2024.12.07(土)
文=平野美紀子
写真=今井知佑