ARボールが臨海副都心エリアを駆けめぐる

◆街との対話:「花の広場」「石と光の広場」「夢の大橋」「夢の広場」など計6カ所

 ExMetaClubによる「Circulation Balls XR」は、「花の広場」「石と光の広場」「夢の大橋」「夢の広場」など計6カ所を周遊しながらさまざまな風景にARボールが映り込む様子が楽しめる周遊型アート。

 XRアプリ「STYLY(スタイリー)」でスマートフォン越しに臨海副都心の風景を見ると、まちのあちこちに巨大なARボールが出現。レインボーブリッジやモノレールなどを代表する見慣れた臨海副都心エリアの風景に、無数の真っ赤なボールが駆け巡る様子は、思わず誰かに見せたくなってしまいます。

 特にこの企画のメインエリア「夢の広場」で展開するExMetaClubが慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科と共同で開発したXRと触覚が融合するアートワークに注目。細胞のような巨大ボールの中に入るイマーシブな体験が待っています。

 エリアの移動はのんびり歩いて散策もいいですが、「ARTBAY TOKYO」に合わせて実証実験が行われたスローレジャーライド「OSAMPO」での周遊も他ではできない体験でした。最高速度6km/hのモビリティによるおさんぽ感覚の移動によって、潮風や木々の緑を感じながら、各種アート作品を巡ることで臨界副都心の魅力がさらに深まります。

2024.10.11(金)
文=桐生 奈奈子