この記事の連載

 犬と違い、一緒に出掛けたりすることがあまりない猫。

 だからこそ、愛猫家たちはうちの子のことをもっと話したい! 猫たちと“あの人”の、愛情溢れるエピソードを聞いてみました。

 猫の個性も、関係性もそれぞれ違い、猫あるあるには親近感。

 今回は料理家 中川たまさんの愛猫とのエピソードを紹介します!(「CREA」2024年夏号より抜粋)


うちの愛猫、自慢させて!

しろこ

推定15歳のメス。地域猫で「しろちゃん」と呼ばれていたことから、「しろ」を残して「しろこ」に。

Q.1 愛猫とのなれそめは?

A.1 よく家に遊びに来ていた地域猫

 初めて猫と暮らしたのは20歳のころです。しろことは4年前からですが、我が家が引っ越してくるまでは地域猫として姉妹で生活していました。お姉ちゃんの猫は真っ黒で「くろちゃん」と呼ばれており、しろこは手足と首部分が白いため「しろちゃん」と呼ばれていました。引っ越してきてすぐに遊びに来るようになったのが、しろこです。

 最初はおやつをあげるだけだったのですが、家猫になりたかったのか、夜も家に入れてくれるまで家の周りで鳴き続けるようになってしまって。シャッターを閉めようとすると急いで走ってきたり(笑)。しろこは少し鼻の調子が悪かったということもあって、治療をしてあげて家猫として迎え入れようとなりました。ちなみにお姉ちゃん猫のくろちゃんは人が苦手。外暮らしが好きなようで、今も外でのびのびと暮らしています。

Q.2 愛猫の一番好きなところは?

A.2 少し人間味があるところ

 甘えん坊で人懐っこく、ちょっぴり人間味があるところです。

Q.3 愛猫の愛おしい癖は?

A.3 喋りながら水を飲んじゃうところ

 しろこはよくお喋りをするのですが、たまに喋っていることを忘れて、そのまま喋りながら水を飲んでいる様子が愛おしいです。

2024.08.25(日)
文=大嶋律子(Giraffe)

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価950円

人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。