この記事の連載

 犬と違い、一緒に出掛けたりすることがあまりない猫。

 だからこそ、愛猫家たちはうちの子のことをもっと話したい! 猫たちと“あの人”の、愛情溢れるエピソードを聞いてみました。

 猫の個性も、関係性もそれぞれ違い、猫あるあるには親近感。

 今回は画家 犬丸宣子さんの愛猫とのエピソードを紹介します!( 「CREA」2024年夏号の一部を抜粋)


うちの愛猫、自慢させて!

猫丸(ねこまる)

13歳のオス。上京して初めて一緒に暮らした猫。私の名前が犬丸(本名)なので猫丸とつけました。

猫助(ねこすけ)

8歳のオス。緊急で病院に連れていかねばならず、仮でつけた名前がそのまま定着。

猫納言(ねこなごん)

8歳のメス。愛称はなごんちゃん。

猫小町(ねここまち)

5歳のメス。猫納言と猫小町は名前に猫をつけるのが習慣になり、女の子っぽいという感じで猫以下をつけました。愛称はこまちゃん。

Q.1 愛猫とのなれそめは?

A.1 もらい猫だったり野良猫だったり

 猫丸は友人の知り合いの家で生まれた仔猫のもらい手を探しているということで出会い、猫助は通勤中に中学生が道路に出てくる仔猫を歩道に戻して困っていたのを見つけ保護。かなり衰弱していたので、すぐ病院へ連れていきました(仕事は遅刻)。障害は残ったものの回復し我が家へ。猫納言は野良で仔猫と一緒に保護され、TNRにて地域に戻された母猫。SNSでその様子を見て、気がかりで保護活動をされている方に連絡して迎えることに。猫小町は帰宅中についてきた猫。人懐こくて迷い猫ではないかと警察に届けたりしましたが、連絡がなかったので。

Q.2 愛猫の一番好きなところは?

A.2 勝手気ままでいて、絆も感じる

 勝手気ままなところでしょうか。でも絆はある気がしていて、そんなところが好きです。

Q.3 愛猫の愛おしい癖は?

A.3 猫納言の「クサ顔」に悶絶

 猫納言が指を嗅いでフレーメン反応をするのがたまりません(笑)。

2024.08.23(金)
文=大嶋律子(Giraffe)

CREA 2024年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

猫のいる毎日は。

CREA 2024年夏号

猫のいる毎日は。

定価950円

人生に大切なことを猫は全部知っています。過去や未来ではなく、いまを生きること。必要なときに食べ、好きなときに眠ること。人に気を使いすぎないこと――。そう、猫は最高! それにしても、私たちはなぜこんなにも、この不思議な生き物に魅了されてしまうのでしょうか。1998年に日本の女性誌ではじめて「猫」を特集し、パイオニアだったCREAが、終わらない猫ブームが続くいま、12年ぶりに、猫と人との幸せな関係を紐解きます。