旬の食べ物を取り入れて体に植物と同じ巡りを
山と海に囲まれる鴨川は、豊かな自然が育む食の宝庫でもあります。鴨川の総合交流ターミナル「みんなみの里」を、無印良品のコンセプトに沿ってリニューアルした「里のMUJI みんなみの里」には、鴨川や近郊でとれた新鮮な野菜や米、畜産品や水産加工物などがずらりと並びます。ちなみに鴨川市には書店が少ないことから、施設内には無印良品がセレクトする児童図書が置かれた多目的ホールも併設され、地元の憩いの場としても愛されています。
料理が好きだという奈衣瑠さんは「里のMUJI みんなみの里」に入るやいなや、夢中で買い物をはじめます。普段から出汁をとったり味噌を作ったりしているそうで、忙しくとも手間ひまかけながら丁寧に食と向き合っているのが印象的。さらに体に取り入れる食材へのこだわりについてもこのように言及します。
「季節の移ろいを感じるにはどうしたらいいか考えていたときに、植物と同じような巡りを自分もしたらいいのではという発想にたどり着きました。それからはその季節に育った植物や食べ物を積極的に体に取り入れるようにしています」
2024.06.01(土)
文=平野美紀子
写真=佐藤 亘
ヘアメイク=ボヨン
スタイリスト=渡邊 薫