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#5 肌色トーンアップも叶う、オレンジブラウン
ブラウンベースに、オレンジにピンクを少し混ぜた色を入れることで、全体は引き締めつつも冷たい印象にならず、単なるブラウンよりも柔らかさがプラスされたオレンジブラウンに。
ストレートのロングヘアが、重たくなく優しい雰囲気になり、肌色もトーンアップして見えるなど、メリットだらけのおすすめカラーです。
モデルの元々の髪色は黒いので、12レベルと実は比較的明るめのトーンで入れています。アップにするなどアレンジしたときや、自然光のもとだと、さらに色が際立ちます。
オーダーとスタイリングのポイント
ブラウンと、オレンジにピンクを混ぜた色をプラスした色を全体に入れる。モデルの元の髪色は暗めなので、明るさは10レベルくらいでしっかりトーンアップするように。
ヘアスタイルは、胸上くらいのレングスのストレートロング。サイドの毛先は多少レイヤーを入れる。前髪をざっくりセンターで分け、パラパラッと毛束をおろす。
YANAGI’s Point
色白に見せたい、肌に透明感を出したいという場合、アッシュカラーを選ぶ方が多く、暖色は個性も強いし、と抵抗を持たれがちなのですが、実は暖色は肌を明るく色白に見せ、ツヤ感も増して見える、おすすめの色です。
またアッシュカラーは退色が早く、日本人の髪色だとどうしても黄色っぽく抜けていくことが多いのですが、このモデルさんのようなオレンジピンクを入れていると、ピンクが退色しても黄色っぽくならずパサパサにも見えないので、長期間色を楽しめます。
2024.05.02(木)
文=斎藤真知子