この記事の連載
- 渋谷区ふれあい植物センター #1
- 渋谷区ふれあい植物センター#2
“植物が奏でる音楽”を聴くことのできるスペースも
温室に足を踏み入れると、そこには光が射しこむ開放的な空間が広がっています。施設内で育てられている植物はフルーツの木が多くを占めます。パッションフルーツやバナナ、パイナップルなどのメジャーなフルーツから、一般にはあまり流通してないオレンジの一種・スイートスプリングなど、さまざまな植物が育てられています。
「『Music of Plants(ミュージックオブプランツ)』では植物が奏でる音楽を聴くことができるんです。植物が発する生体電位を採取して、それを音階へと変換し、さらにそれをサウンドスケープへと昇華させたものです」(小倉さん)
「植物の音楽……想像以上に力強いですね。生命の鼓動というか、脈打つ感覚が伝わってくるようです。季節によって、植物の種類によってもリズムや音階が変わるというのも興味深いです。植物ってまだまだ知らないことがたくさんあるんですね」(影山さん)
2024.04.08(月)
文=CREA編集部
写真=佐藤 亘
ヘアメイク=遠山祐紀
スタイリスト=合田凪沙(ALCATROCK)