この記事の連載
- 鈴木 曉インタビュー【前篇】
- 鈴木 曉インタビュー【後篇】
ダンス未経験でも合格した理由「自信がなくてもこれだけは」
――オーディションのときのことは覚えてますか?
鮮明に覚えています。歌とダンスの審査がありました。ダンスでは(WATWINGの)デビュー曲『Only One Life』の振りを覚えてパフォーマンスする、というものだったんです。『Only One Life』の振りは、BIGBANG、東方神起、三浦大知などの振付師のNOPPOさん(s**t kingz)がつけてくれているんです。
僕、ダンスが本当に初心者だったので……とにかく皆がハイレベルすぎて、しかも30分で振り落としをして覚える内容だったので「ああ……もう終わった」と思いました。
――ダンスの審査があること自体は知っていたんですか!?
知ってはいましたけど、経験がないのは仕方ないから「なるようになれ」という気持ちで臨んだんです。まさかそんな短時間でハードな振りを覚えるとは思っていませんでしたし、周りはみんな踊れるし……「あー、俺、落ちたな」と。そうしたら「残ってください」と言われたので、びっくりしました!
――審査員の方の審美眼も長けていたんですね。オーディションで意識していたことはありましたか?
とにかく挨拶だけは元気に言おうと決めていました。まずは大きな声で挨拶をして、たとえ自信がなくても笑顔で明るくいることだけは心がけて。
――もともと清木場さんのようになりたいと思って目指した道でしたが、具体的にはどんなアーティストになりたいと思っていたんですか?
清木場さんのように、嘘偽りない熱い男になりたい、と思っていました。
――今、そんな自分になれていますか?
自分のことを「熱いな」とは思います。例えば、何か問題が起きたときは、人一倍熱くなるんです。解決したいと思うと一番に話を切り出すタイプです。それはグループでも、友達とでも、変わりません。
――グループの中で鈴木さんが切り出して、皆さんで解決していくというスタイル?
それでぶつかることもあるんですけど、結果、話し合って解決します。というか、僕が言ったことをみんな見守ってくれているんですよ。僕は最年長組ですけど、(年少組の)(福澤)希空と(桑山)隆太も意見があるときは言ってくれます。
――鈴木さんは空気を読むタイプではなく。
そうです、僕は空気を読みません(笑)。もちろん伝え方はちゃんと考えてから発言しますけど。
――学生時代はシャイだったという話でしたが、そのあたりはデビューして変わりましたか?
パフォーマンスのときに恥ずかしくなることはないです! 東京に来て、人と頑張って話すようになったので、シャイな性格が変わってきたのかもしれないです。
》【後篇につづく】「倫太郎と比べてエロくないけど…」 WATWING・鈴木 曉が写真集で見せた地元・宮城にいた頃の“素の自分”
鈴木 曉(すずき・あさひ)
1998年2月15日生まれ。宮城県出身。ホリプロ初のダンス&ボーカルグループ・WATWING(ワトウィン)のメンバー。趣味は字を書くこと、曲作り。
『鈴木 曉1st写真集 共鳴』
2月15日発売
著者:鈴木 曉
定価:3,520円(通常版)
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2024.02.21(水)
文=赤山恭子
撮影=佐藤 亘