生産者のストーリー動画で、さらに沖縄に没入する
イベントでは、実際に料理に使用されている素材の生産者からのメッセージやムービーも投影され、会場を盛り上げた。
11月から国内線ファーストクラスで提供される琉球泡盛と沖縄黒糖でつくる世界発の黒糖リキュール「KOKUTO DE LEQUIO」の企画販売者である仲里氏は、リアル配信で沖縄におけるサトウキビ栽培をはじめ、ラム酒の歴史や魅力を語ってくれた。
沖縄の食材、そして「エシカルトラベルオキナワ」への理解を深めながら、イベントは進む。いよいよメインの料理だ。魚料理と肉料理のメインはオマール海老とあぐー豚。ともに見た目にも贅沢な「俺のフレンチ」らしいメニューに心が躍る。
最後のデザートが提供される時には、イタリアと日本を拠点に活躍するピアニストの森田義史さんの演奏に合わせて、長谷川氏が自身のスペシャリテである「“バナナ”のクレープ・フランベ “KOKUTO DE LEQUIO”」のキャラメルソースをその場で作る演出が。
クレープ・フランベには「KOKUTO DE LEQUIO」がソースのベースに使われており、上品な甘さと酸味が調和した味わいが広がる。たっぷりとソースを吸ったクレープは贅沢な味わい。由緒正しいイタリアのキャンティ・クラッシコとは相思相愛だ。
スペシャルディナーの提供だけでなく、沖縄の工芸品「やちむん」が抽選でプレゼントされる沖縄クイズイベントも開催されるなど、「食」のみならず、沖縄の魅力すべてをギュッと体験できる充実した時間で、テーマでもあるエシカルトラベルオキナワを実際に体感したいと感じるイベントだった。
JALでは今後も魅力的な地域を発掘し「旅するメーカーズディナー」イベントを実施していく予定。新たな地域の魅力に出合うまたとない機会が今から待ち遠しい。
エシカルトラベルオキナワ
2024.01.05(金)
文・写真=CREA編集部