![肉料理として提供された「あぐー豚のクルート焼き セップとトランペットのア・ラ・クレーム」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/1/1280wm/img_5166127f858dbd5f21b4e45e8aed2c5c132646.jpg)
地方創生をテーマに、JALが「俺のフレンチ」などを展開する俺の株式会社とタッグを組んで誕生した「旅するメーカーズディナー」。旅をする中で見つけた地域食材や地産品をメニューに昇華し、地域の魅力をフルコースというかたちで提供するスペシャルなイベントだ。
第6弾となる今回のディスティネーションは沖縄。さらに、沖縄県・一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロと連携。「エシカルトラベルオキナワ」をテーマに、沖縄のおいしい食材はもちろん、これからの未来にも配慮したメニューがズラリと並んだ。11月末に開催された、沖縄の魅力、旅の醍醐味が詰まった「旅するメーカーズディナー」の様子をレポート。
全5品のスペシャルメニューを一期一会のペアリングでいただく
![1品目の「マグロと根セロリの『美』タルタル レモングラスのヴィネグレットソース」。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/7/1280wm/img_27b6d71d63195421ffee45f1107010d4100000.jpg)
![スパークリングワインのスティーンバーグ/ソーヴィニョン・ブランと合わせて。南アフリカのワインの多くはSDGs認証を取得しているものが多く、ディナーの開幕にふさわしいペアリングとなっている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/a/1280wm/img_8ab4b5cf936aa73d3ce02b5a26e1a7e5233572.jpg)
会場は「俺のフレンチ グランメゾン 大手町」。フレンチの技法を用いた5品それぞれに合ったお酒が提供されるフードペアリングのコースとなっている。
オープニングとなる1品目は「マグロと根セロリの『美』タルタル レモングラスのヴィネグレットソース」。レムラードソースという、フレンチでよく使われるマヨネーズから派生したソースに、沖縄県産のレモングラスと沖縄のラムを使用し、沖縄の味わいを表現している。
![2品目の“イラブー”と“スッポン”のコンソメスープ ロワイヤル風。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/2/1280wm/img_12622a08aa54afcfcb1373751eeaee49106837.jpg)
食材や料理への理解を最大限深められるように、食事の提供の合間には「俺のフレンチ グランメゾン 大手町」の支配人であり、シェフソムリエの長谷川純一氏が、それぞれのメニューに込めた思いや背景を説明してくれるのもうれしい。
沖縄特有の食材、そしてその魅力を最大限に引き出すための技法やペアリングの意図を聞きながらの食事は、ディナーの時間をより充実したものにしてくれる。
それぞれのペアリングにはテーマが設けられており「太陽と情熱のマリアージュ」「海の幸と空のマリアージュ」など、テーマを眺めていると沖縄の風景が浮かんでくるよう。さらに、選んだお酒はすべてがエシカルという視点からも選ばれており、「エシカルトラベルオキナワ」にふさわしい。
2024.01.05(金)
文・写真=CREA編集部