陸前高田に来たら立ち寄りたい、魅力スポット2選

 陸前高田キャンプフィールドから車で15分ほどのところにある碁石海岸も訪れたいスポットのひとつ。

 三陸特有のリアス式海岸がつくる自然の絶景を堪能することができます。日本最大のジオパーク「三陸ジオパーク」のジオサイトのひとつでありながら遊歩道やインフォメーションセンターなど施設も充実しており、手軽に自然の造形美を眺めるスポットでおすすめです。

碁石海岸

所在地 岩手県大船渡市末崎町字大浜(碁石海岸インフォメーションセンター)
https://goishi.info/

2020年秋に誕生した陸前高田の発酵パーク「カモシー」

 同じく車で15分ほどの場所にあるのが「陸前高田 発酵パーク CAMOCY(カモシー)」。2020年秋に誕生したばかりの施設だ。

 今注目の「発酵」をキーワードにしたエンタテイメント施設で、陸前高田で活躍する人たちを中心にいくつもの「醸す」をテーマにしたショップが入っている。

 カモシーがある今泉地区は、地名の通り綺麗な地下水に恵まれており、江戸時代から醸造業が盛んな地区だったといいます。しかし、2011年の東日本大震災の影響で今泉地区も大きな被害を受けました。地元の有志が再びこの地に発酵文化を根付かせようと努力を重ね誕生したのがこのカモシーなのです。

 焼きたてパンが人気の「ベーカリーマーロ」、クラフトビールを醸造する「陸前高田マイクロブルワリー」などさまざまな発酵にまつわる店舗が並ぶカモシーは立ち寄るだけで気持ちがわくわくします。

 陸前高田の「醸し」の歴史に思いを馳せながら、ひと休みするのもおすすめです。地元の工芸品や海産物、果物など陸前高田の特産品も充実しています。

CAMOCY(カモシー)

所在地 岩手県陸前高田市気仙町字町308番地5
https://camocy.jp/

 震災から12年を経て、新たな魅力が続々と誕生してきている陸前高田市。スノーピーク陸前高田キャンプフィールドを拠点に三陸を満喫する贅沢旅へ出かけてみてはいかがですか。

2023.11.18(土)
文・写真=CREA編集部