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のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。
きょうの当番は、しらいさん。
※本記事は、再公開したものです(初出:2022年11月23日)
vol.132 目玉焼きのっけパスタ
目玉焼きを焼いて崩して、チーズとパスタと和えて、目玉焼きをのっける。このパスタはイタリアでは「貧乏人のパスタ」と言われます。
でも一人分に卵2個使うし、決して貧乏くさくない。むしろリッチ。今日はキャベツといんげんを入れて。実際食べてみると、「あれ、卵かけごはんに似てるよね」という話になり、急遽、しらすをのっけたり、醤油をちょっとたらしたりして食べました。
明太子とかも合いそう。色々とアレンジの可能性があるパスタです。
■材料(1人分)
・パスタ:100g
・パルミジャーノレジャーノ(または粉チーズ):多めに
・バター:10g
・にんにくみじん:1/2片
・オリーブオイル:小さじ2
・卵:2個
・キャベツ:2枚
・いんげん:2本
・塩、こしょう:少々
■作り方
(1) いんげんは極薄切りにする。キャベツはざく切りにする。
(2) 鍋に水2リットル、塩大さじ1/2を入れて強火で熱し、沸騰したらパスタを袋の表示通りに茹でる。茹で時間の残り2分のところでいんげんとキャベツを入れる。
(3) フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、目玉焼きを2個焼く。一つは取り出しておく。残った目玉焼きは裏返して木べらで崩す。バターとにんにくみじんを入れて中火で熱し、香りがたったら(2)のパスタ、いんげん、キャベツ、パスタのゆで汁大さじ3と、パルミジャーノレジャーノをすりおろして和え、塩で味を調える。
(4) 目玉焼きをのっけ、チーズをすりおろし、こしょうをふる。
このパスタは太め(今回のは2.2mm)のしっかりしたもので作るのがおすすめです。
最近、「ちょっといい輸入パスタ」をコレクションしてます。ちょっと割高ですがびっくりするくらいおいしいものがありますよ。
Column
のっけて、食べる
のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。
2023.11.23(木)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔