暑い夏が過ぎ、秋風が心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。
紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。
「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
今回は、関東エリアの絶景&風物詩をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆茨城県
国営ひたち海浜公園コキアの紅葉
「国営ひたち海浜公園」は、四季折々の草花が楽しめる都市公園。ひたちなか市の太平洋岸に位置し、開園面積約215ヘクタールもの広大な敷地には、遊園地「プレジャーガーデン」などもあり楽しみ方はさまざま。
秋に人気の景色はコキアの紅葉。約3万3,000本のコキアが真っ赤に染まり、「みはらしの丘」一面を覆い尽くす景色は圧巻だ。近くから見たコキアもまるまるとした形が可愛らしい。
また、みはらしの丘の第3頂上は市内最高地点(標高58m)であり、ここから見るコキア畑は、まるで赤い絨毯を広げたかのようだ。
見ごろの時期:10月中旬
国営ひたち海浜公園コキアの紅葉(こくえいひたちかいひんこうえんコキアのこうよう)
所在地 茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4(国営ひたち海浜公園)
https://www.ibarakiguide.jp/spot.php?mode=detail&code=997
◆栃木県
大山参道のモミジ並木
「大山参道のモミジ並木」は、明治時代の元勲・大山巌元帥の墓所の参道に植えられた、樹齢約100年のイロハカエデの並木。全長約180メートルあり、那須塩原市指定文化財、天然記念物に指定されている。
紅葉の時期になると燃えるように赤く染まり、参道に鮮やかなアーチが出来上がる。また、晩秋に落葉してもなお、一面に敷き詰められた真っ赤な紅葉のカーペットが目を楽しませてくれる。
見ごろの時期:11月中旬~下旬
大山参道のモミジ並木(おおやまさんどうのモミジなみき)
所在地 栃木県那須塩原市下永田
https://www.tochigiji.or.jp/spot/s10798/
◆群馬県
小中大滝の紅葉
「小中大滝」は、最大落差96メートルの壮大な滝。雄大な自然に囲まれており、紅葉シーズンには色とりどりの色彩に包まれ、特に美しい景色を見せる。
この滝の手前には階段式吊り橋「けさかけ橋」があるのだが、橋の半分以上が急な階段でできており、最大傾斜はなんと44%。そのスリル満点な様相に圧倒される人も多い。
しかしながら、この橋からは滝壺まで見渡すことができ、また、滝近くに設置された展望台からは滝のほぼ全景が眺められる。
見ごろの時期:10月下旬~11月上旬
小中大滝の紅葉(こなかおおたきのこうよう)
所在地 群馬県みどり市東町小中
https://16106midori.jp/spot/seeing/10/
2023.10.07(土)
文=佐藤由樹、CREA編集部