暑い夏が過ぎ、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の旅行の参考に。私たちを待っている秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆小中大滝の紅葉

 「小中大滝」は、最大落差96メートルの壮大な滝。雄大な自然に囲まれており、紅葉シーズンには色とりどりの色彩に包まれ、特に美しい景色を見せる。

 この滝の手前には階段式吊り橋「けさかけ橋」があるのだが、橋の半分以上が急な階段でできており、最大傾斜はなんと44%。そのスリル満点な様相に圧倒される人も多い。

 しかしながら、この橋からは滝壺まで見渡すことができ、また、滝近くに設置された展望台からは滝のほぼ全景が眺められる。

見ごろの時期:10月下旬~11月上旬

小中大滝の紅葉(こなかおおたきのこうよう)

所在地 群馬県みどり市東町小中
https://16106midori.jp/spot/seeing/10/

◆諏訪峡の紅葉

 「諏訪峡」は、水上温泉郷を代表する景勝地のひとつ。利根川の浸食によってできた峡谷で、断崖、奇岩、怪石が連なる渓谷美が楽しめる。

 川に沿って約2.5キロメートルの遊歩道が整備されており、「竜ヶ瀬」「珠簾の滝」「諏訪峡大橋」「笹笛橋」「与謝野晶子歌碑公園」「もみじ公園」など、豊富な見どころを巡れるのが大きな魅力。

 秋には、紅葉が両岸を彩る美しい景色が見られ、諏訪峡大橋から峡谷を一望できるほか、タイミングが合えば、峡谷の入り口に架かる笹笛橋から、冠雪した谷川岳と紅葉という取り合わせを眺められる。

見ごろの時期:11月上旬~中旬

諏訪峡の紅葉(すわきょうのこうよう)

所在地 群馬県利根郡みなかみ町湯原
https://enjoy-minakami.jp/place.php?itemid=550

2023.09.29(金)
文=佐藤由樹
協力=群馬県観光物産国際協会